ツムラ 麦門冬湯(ばくもんどうとう)

特徴

痰の少ない乾咳であることを条件に、咳の治療に広く用いられています。漢時代の「金匱要略」という古典書で紹介されている処方です。適応証(体質)は、中間証~虚証(体力中くらい以下)、燥証(乾燥)となります。

製品の歴史

1986年10月ツムラより販売開始されました。

主要成分について

ツムラ 麦門冬湯(ばくもんどうとう)の主要成分は日局バクモンドウになります。主薬の麦門冬は、大量に使うことにより肺胃の乾燥からおこる咳や痰などの諸症状を緩和させます。人参、甘草、粳米、大棗は、消化機能を整えながら衰えた気力・体力を補ったり、総合で痰を切れやすくさせます。半夏が入ることにより麦門冬の粘着性が緩和され、また麦門冬が半夏の乾燥性をカバーし、相乗効果で咳止めや止嘔作用も期待できます。

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